-- ELFシリーズ5.0 --  2023年7月

[ソルバーの更新]

新フォーマットのデータファイルの出力機能(ELF/MAGIC・ELFIN)

計算結果を新しいフォーマットで出力できるようになりました。
 必要な物理量が簡単に取り出せます。
 ファイルの拡張子は2種類から選択可能(カンマ区切りの.CSV、スペース区切りの.MAH)
力・トルクに特化した計算結果ファイルの出力ができます。
 SOL FORT や SOL FIXB で計算した力・トルクの材質番号ごとの合計値が
 カンマ区切りでデータファイル(拡張子 MAF)として出力されます。

ソルバーのDLL化に着手(ELF/MAGIC)

TIMESTEPの途中で、運動や電流などを外部から変更することが可能になります。
 (例えば、運動の連成解析や最適化問題に対応できます。)
試用版であればご提供も可能です。
(ご希望があれば個別対応を致します。)

最大並列化数の見直しはありません。

 現在のご契約の最大並列化数から変わりません。
 現在のご契約によって 1並列 2並列 4並列 8並列 20並列 88並列のいずれかになります。

[ツール群の更新]

メッシュジェネレータMESH7.2 → MESH7.3になりました。

(MESH5のライセンスキーはそのまま使えます。)
以下のコマンドが追加されました。
AE BR 繋ぎ要素作成
TE ROL 第1辺をずらす
COR 500 右ねじ方向の要素を作成
(詳細はコマンドリファレンス(Mesh7.3)を参照してください。

IEmeshのバージョンが 3.12 → 3.13になりました。

(MESH7.3に合わせ、IEmeshもバージョンアップしました。)
新しいコマンドに対応しました。
雛形が一部変更になりました。(COR 500 追加)
その他、操作性を改善させました。

MaiEditorを変更しました。

タイムステップの補間方法を修正しました。
一部デザインが変更されました。
モデルおよび結果の図示ツール Wmap3 の改良(Ver1.92→Ver1.93)
対数スケールでのレベル境界の算出方法を修正しました。

 -- ELFシリーズ4.90 --  2022年4月

[ソルバーの更新]

空間要素の機能強化(ELF/MAGIC・ELFIN)

コンター面(CO要素)も運動(移動)させることができるようになりました。
 物質要素の運動に追従するようなコンター面で磁場、電場評価ができます。
マクスウェル応力面を構成する節点での空間磁場・電場の計算の取りやめ。
 コンター面での磁場・電場を計算させると、マクスウェル応力面を構成する節点でも
 空間磁場・電場の計算をしましたが、今回、これを止めました。
 空間磁場・電場の計算は、コンター面の構成節点と孤立節点のみになります。

TIME行のフォーマットの変更(ELF/MAGIC・ELFIN)

SOL MOME のTIME行のフォーマットを拡張して、パラメータ内で乗除の演算に対応しました。
 (例えば、3000rpmで回転、5度ピッチ、最大ステップ72 は、TIME 72 5/360 3000/60 と表現できます。)
SOL FIEL などのTIME行のフォーマットを変更して複数タイムステップの計算指定が簡単になりました。
(従来の方法にも対応しています。)
また、LAST を使用すると複数ステップの最後の方だけの計算指定が容易にできます。
 (過渡応答が安定した後の力の計算などに便利です。)

定常渦電流計算の高速化(ELF/MAGIC) STED

例えば、回転する金属円盤に磁石などの磁場が作用している場合、磁石から見ると、
円盤は回転しているのにも関わらず、同じ場所に同じ渦電流が流れているように見えます。
このような渦電流を定常渦電流と呼びます。
メッシュの切り方と運動条件を整合させることにより、マトリクスの再生成が不要になり、
高速で解けるようになります。詳細はMAGICリファレンスマニュアル[定常渦電流用 運動条件 STED]

計算条件のチェック強化と強制計算機能(ELF/MAGIC)

 計算条件を厳しくチェックする半面、強制計算機能を追加しました。
B-H曲線に不具合があると計算を中断しますが、強制的に計算することもできます。
 比透磁率が1以下などの場合、計算を中断しますが、HBGOにより強制的に計算が実行できます。
 (収束しない恐れもあります。)
誘導電流の計算で、電流指定の場合、計算を中断しますが、強制的に計算することもできます。
 誘導電流の計算でコイル電流が指定されている場合、計算を中断しますが、
EMGOにより強制的に計算が実行できます。
(あくまでも電圧で駆動されていると見做します。)
最大並列化数の見直しはありません。
 現在のご契約の最大並列化数から変わりません。
 現在のご契約によって 1並列 2並列 4並列 8並列 20並列 88並列のいずれかになります。

[ツール群の更新]

メッシュジェネレータMESH7.1 → MESH7.2になりました。

(MESH5のライセンスキーはそのまま使えます。)
特に新しいコマンドは追加されていません。
一部のコマンドを修正しました。
 DEF のみで設定値の確認機能
 TE TRI の後のCL LONE の不具合修正

IEmeshのバージョンが 3.11 → 3.12になりました。

(MESH7.2に合わせ、IEmeshもバージョンアップしました。)
関数サポート機能を追加しました。
情報取得時のピッキング対象の切り替えが可能になりました。
ヒントビューの表示を変更しました。
その他、操作性を改善させました。

MaiEditorを変更しました。

複数のタイムステップの出力を変更しました。
TIME行内のパラメータの乗除演算に対応しました。
強制計算機能(HBGO、EMGO)に対応しました。

モデルおよび結果の図示ツール Wmap3 の改良(Ver1.91→Ver1.92)

ベクトル図の描画時の不具合を修正しました。

 -- ELFシリーズ4.80 --  2021年4月

[ソルバーの更新]

非線形計算時の収束状況の表示改善(ELF/MAGIC)

非線形のB-H曲線における収束計算時に残差の表示を改善しました。
固定小数点表示から浮動小数点表示に変えました。

ビーム停止面に対応(ELF/BEAM)

任意の平面でビームの計算を停止、反射の制限ができるようになりました。
平面は、MAGIC用やELFIN用のmegファイル内にビーム停止面要素として与えます。
(CB要素を空間要素として作成します。)
MCB要素は、ELF/MAGICのリファレンス「ビーム停止面要素」を参照願います
ECB要素は、ELF/ELFINのリファレンス「ビーム停止面要素」を参照願います
使用方法は、ELF/BEAMのリファレンス「計算領域の制限」を参照願います

最大並列化数の見直しはありません。

現在のご契約の最大並列化数から変わりません。
現在のご契約によって 1並列 2並列 4並列 8並列 20並列 88並列のいずれかになります。

[ツール群の更新]

メッシュジェネレータMESH7.0 → MESH7.1になりました。

(MESH5のライセンスキーはそのまま使えます。)
インポート、エクスポートの方法を変更しました。
インポート可能なファイルフォーマット(拡張子)は、
ELF(.meg,.mag)、Nastran(.nas,.blk,.bdf)、Universal(.unv)、Neutral[Femap](.neu)
エクスポート可能なファイルフォーマット(拡張子)は、
ELF(.meg)、Nastran(.nas,.blk,.bdf)
また、エクスポート時にはファイル名に連番などを付与して複数ファイルが一括して作成できます。
詳細は、資料「コマンドリファレンス(Mesh7.1)」から
ファイル入出力→DMEG、OMEGを参照願います
オートメッシュ以外にもコマンドが追加されました。一例を示します。
 MN(MVI などの節点の移動や座標を変更するコマンドに対して、節点のバックアップを取る MN(MC
 ME(CPL などのコマンドのコピー回数を増減させる CCP N 、
 コピー時の材質番号の増分に周期性を与える ME(CYC 、などを追加。
 また、AA(ARCH2、やAA(ARCH3 は機能を向上させています。
 (内径が0の時、最内周の要素が三角形要素、三角柱要素になる。)
 

IEmeshのバージョンが 3.1 → 3.11になりました。

(MESH7.1に合わせ、IEmeshもバージョンアップしました。)
MESH7.1のインポート、エクスポート機能に対応、モデル表示に最新のWmap3を利用しています。
キー操作に関するサポート機能を充実させました。

ELF/Benchを変更しました。

操作性を改善させました。

モデルおよび結果の図示ツール Wmap3 の改良(Ver1.90→Ver1.91)

ビーム停止面の表示に対応しました。
操作性を向上させました。
読込時間の改善を図りました。

 -- ELFシリーズ4.70 --  2020年4月

[ソルバーの更新]

非線形計算の収束ルーチンの改善

非線形のB-H曲線を与えた場合の収束計算を改善しました。
ニュートンラフソン法に於いて発散を抑えることで、収束を安定させました。
比透磁率の傾きが1.0以下の場合はエラーでストップするようにしました。

B-H曲線のタイムステップ毎の切り替え

減磁解析以外の場合でも容易に切り替えが可能になりました。

最大並列化数の見直しはありません。

現在のご契約の最大並列化数から変わりません。
現在のご契約によって 1並列 2並列 4並列 20並列 88並列のいずれかになります。

[ツール群の更新]

メッシュジェネレータMESH6.0 → MESH7.0になりました。

(MESH5のライセンスキーはそのまま使えます。)
オートメッシュ機能が加わりました。
線分要素で囲まれた領域内をオートメッシュにより複数の四角形要素に分割します。
詳細は、資料「コマンドリファレンス(Mesh7.0)」を参照願います
オートメッシュ以外にもコマンドが追加されました。一例を示します。
 三角形の要素を使わないAA(CYLSUF4、AA(CYLSOL4、AA(DISK4などを追加
 AN(F3C、AF(LRT、FN(LR などのコマンドも追加
 また、AA(ARCH2、は機能を向上させています。

IEmeshのバージョンが3.0 → 3.1になりました。

(MESH7.0に合わせ、IEmeshもバージョンアップしました。)
MESH7.0のオートメッシュ機能に対応、モデル表示に最新のWmap3を利用しています。

ELF/Benchを変更しました。

操作性を改善させました。

モデルおよび結果の図示ツール Wmap3 の改良(Ver1.82→Ver1.90)

対称像の表示に対応しました。
操作性を向上させました。
読込時間の改善を図りました。

 -- ELFシリーズ4.60 --  2019年4月

[ソルバーの更新]

任意平面によるビーム制限(ELF/BEAM)(β版)

任意の平面でビーム計算の制限ができるようになりました。(β版)
平面は、BEAM計算で用いるMAGIC用、ELFIN用のmegファイル内にビーム制限平面として与えておきます。

エラー・警告メッセージ(ELFシリーズすべて)

形状データや設定異常、計算中に発生したエラーや警告のメッセージを見直しました。
メッセージは英語・日本語で表示されます。

最大並列化数の見直しはありません。

現在のご契約の最大並列化数から変わりません。

[ツール群の更新]

メッシュジェネレータMESH5.5 → MESH6.0になりました。

コマンドの書式が大きく変わり、"()"で括り、","で区切るようになりました。
 例:AN XYZ 1 2 0 → AN(XYZ,1,2,0)

CADで作成された解析用データ(.UNV や .NAS)を変換する機能を追加しました。

コマンドが追加されました。一例を示します。

 _RNODE(N1,N2)…2節点間の距離(X-Y平面上の距離)
 _TNODE(N1,N2)…2節点を結ぶ線分がX軸となす角度
 MN(SA,NC,d)…円弧上への節点平行移動
 OMEG…megファイルの出力

IEmeshのバージョンが 2.5 → 3.0になりました。

新書式に伴い、スクリプト内入力中にパラメータのヒントも出るようになりました。

CADで作成された解析データ(.UNV 、.NAS)やCADデータ(.dxf 、.igs)を読み込む機能が追加されました。

ELF/Benchが大きく変わりました。

デザインが一新されました。
ファイルのアイコン操作や問題名の管理などが簡単になりました。
関連する複数の解析結果を一つの問題として扱えるようになりました。

モデルおよび結果の図示ツール Wmap3 の改良(Ver1.80→Ver1.82)

ラバーバンドやスクリーンショットの安定性を図りました。
コンターレベルなどのカラーバーが描画エリア内に表示できるようになりました。
結果リストのデザイン、操作性を向上させました。
BEAM 計算結果表示時の TIMESTEP の設定方法が変わりました。

着磁解析用の MAGNE2 が進化しました。

複数のタイムステップで計算した結果の中から、着磁時の状態を適宜抽出できるようになりました。
上記内容もバッチ処理に対応しています。

 -- ELFシリーズ4.50 --  2018年2月

[ソルバーの更新]

線分電流要素の機能強化(ELF/MAGIC)

線分の電流要素(MCL2T など)で、誘導電流、鎖交磁束などの計算が可能になりました。
電線径は"THIN"で与えます。

中性点電位の出力(ELF/MAGIC)

STAR 結線した時の中性点電位が出力されるようになりました。

未知電位の設定方法変更(ELFIN)

電位要素(ESC要素)の未知電位の設定方法が変わりました。
VOL2は廃止になりCHA2で設定します。(電荷量がゼロ以外も設定できます。)

最大並列化数の拡大

現在のご契約のままで、最大並列化数を拡大しました。
現在のご契約:1並列 → 2並列
現在のご契約:2並列 → 4並列
現在のご契約:10並列 → 20並列
現在のご契約:44並列 → 88並列
(新しく廉価版の1並列を設定しております。)

[ツール群の更新]

制御・物性ファイル(*.mai)作成ツール MaiEditor3 の改良(Ver1.00→Ver1.10)

ソルバーの各種新機能に対応しています。

モデルおよび結果の図示ツール Wmap3 の改良(Ver1.75→Ver1.80)

ラバーバンドやスクリーンショットの安定性を図りました。
コンターレベルなどのカラーバーが描画エリア内に表示できるようになりました。
結果リストのデザイン、操作性を向上させました。
BEAM 計算結果表示時の TIMESTEP の設定方法が変わりました。

メッシュジェネレータMESH5.4 → MESH5.5になりました。

(MESH5のライセンスキーはそのまま使えます。)
2枚の平面要素を繋いで立体要素に変換するコマンド「 ME K2T 」を追加しました。
アスペクト比を指定して分割するコマンド「 BE M4 」を追加しました。
電流要素の向きを揃える時に便利なコマンド「 TE CLV 」、「 TE CLE 」を追加しました。

IEmeshのバージョンが 2.4 → 2.5になりました。

(MESH5.4に合わせ、IEmeshもバージョンアップしました。)
MESH5.5の新コマンドに対応、モデル表示に最新のWmap3を利用しています。
スクリプト画面に於いて特定コマンドの文字に色が付くようになりました。
多重起動が可能になりました。(参照モードはなくなりました。)
詳細は、資料「IEmesh最新版」を参照願います

Magfilter2の機能が強化されました。

STAR 結線した時の中性点電位の抽出ができます。
電位要素(ESC要素)の未知電位の抽出ができます。

パイロット版のツール2種を添付しました。

ELF シリーズに関連したファイルを操作する「ElfPalette」。
B-H曲線の単位系を変換する「BH_Converter」

 -- ELFシリーズ4.40 --  2016年12月

[ソルバーの更新]

周波数応答計算の機能強化(ELF/MAGIC)

周波数応答計算(複素線形計算)で力の計算が可能になりました。
またジュール熱の計算結果の出力方法を改善しました。

MWV要素の改良(ELF/MAGIC)

MWV要素で磁化方向ベクトル成分が( 0 , 0 , 0 )の場合、自動的に要素定義の方向になるようにしました。

最大並列化数の拡大

現在のご契約のままで、最大並列化数を拡大しました。
現在のご契約:8並列 → 10並列
現在のご契約:36並列 → 44並列
(1並列、2並列のご契約分に変更はありません。)

[ツール類の更新]

制御・物性ファイル(*.mai)作成ツールが刷新されました。

(MaiEditor2 → MaiEditor3になりました。)
デザインやインターフェースが新しくなり、入力が簡単になりました。

モデルおよび結果の図示ツールWmap3の改良(Ver1.70→Ver1.75)

データ読み込みの高速化を図りました。
コンターレベルのカスタマイズ化が可能になりました。

メッシュジェネレータMESH5.3 → MESH5.4になりました。

(MESH5のライセンスキーはそのまま使えます。)
MODEL MAGIC T やSPACE と記述することにより、ひな形が非常に簡単になりました。
三角柱要素を分割するコマンド「BE L6」を追加しました。
図形の移動やコピーコマンド「MF MVC」,「MF CPL」,「MF CPC」を追加しました。
円周上や球面上から少しずれた節点を、円周上や球面上に移動させるコマンド「MN SR」や「MN SD」が追加されました。

IEmeshのバージョンが 2.3 → 2.4になりました。

(MESH5.4に合わせ、IEmeshもバージョンアップしました。)
MESH5.4の新コマンドに対応、モデル表示に最新のWmap3を利用しています。
ステップ実行時の安定性向上と位置表示をわかりやすく改善しました。

力やジュール熱の周波数応答計算結果に対応しました。

(Magfilter2とComplexTrncefarのバージョンアップ)
Magfilter2により、力やジュール熱のゆらぎの状態を
「振幅」、「位相」、「中心値」のパラメータで抽出できます。
ComplexTrncefarで、力やジュール熱の変化を時系列に展開できます。

 -- ELFシリーズ4.30 --  2015年10月

[ソルバーの更新]

ポリ要素の表面磁場算対応(ELF/MAGIC)

ポリ要素の表面磁場(外側、内側)、及び表面の法線方向ベクトルを出力できるようになりました。

周期対称条件時の渦電流計算の修正(ELF/MAGIC)

ZCモデルにおけるMLINの不具合を修正しました。

BEAM計算時の空間電荷効果の改良(ELF/BEAM)

ビーム軌跡を線電荷に置き変えたモデルに対する計算に対応しました。

[ツール類の更新]

モデルおよび結果の図示ツールWmap3の改良(Ver1.60→Ver1.70)

描画条件の管理、保存ができるようになりました。
結果の表示において細かな設定の様式を刷新しました。
BEAMの軌跡データの表示方法に各種機能(間引きなど)が増えました。

メッシュジェネレータMESH5.2 → MESH5.3になりました。

(MESH5のライセンスキーはそのまま使えます。)
・節点と要素を同時に作成するコマンド「AA」用の初期設定コマンドを新設しました。
原点の移動、座標軸変更、分割数の事前設定などができます。
・図形に関する機能を充実させました。
SFによる図形の選択やMFによる図形の編集、選択図形のすべての交点に節点を作成など。
・その他、機能の拡充や整理を図りました。
要素に穴をあけるコマンド AA HOLE 、節点番号の順不問で要素を作成する AE ANなど。

IEmeshのバージョンが 2.2 → 2.3になりました。

(MESH5.3に合わせ、IEmeshもバージョンアップしました。)
・MESH5.3の新コマンドに対応、モデル表示に最新のWmap3を利用しています。
・操作性の向上、動作の安定性を図りました。
ショートカットキーによる各種機能への対応を充実させました。
初心者向けの入力方法(コマンドガイドによる入力)に対応しました。
良く使うコマンド(推奨コマンド)に絞る機能を設けました。
Web版のリファレンスマニュアルを添付しました。

 -- ELFシリーズ4.20 --  2014年11月

[ソルバーの更新]

減磁計算対応(ELF/MAGIC)

B-H曲線を複数準備したり、B-H曲線上の不可逆点を指定することにより
減磁の計算ができるようになりました。
低温、高温による減磁、あるいは逆方向磁場による減磁の計算ができます。
一旦減磁された後の再減磁の計算も可能です。
例えば、常温→逆磁場→低温→常温のような計算もできます。

B-H曲線や運動条件などのコピー機能追加(ELF/MAGIC、ELFIN)

同一のB-H曲線やD-E曲線を複数の材質にコピーすることができます。(HBCP、EDCP)。
同一の運動条件を複数の材質にコピーすることができます。(MVEQ、MVCP)。

磁性体要素、磁性導体要素、導体要素および誘電体要素の改良

非線形計算における収束の安定性などがより向上しました。

最大並列化数の拡大

現在のご契約のままで、最大並列化数を拡大しました。
現在のご契約:16並列 → 36並列

最新CPUへの対応

コンパイラをバージョンアップし最新CPUへ対応しました。
第四世代のIntel Coreプロセッサ(Haswell)ではマトリクスがより高速で解けます。

[ツール類の更新]

モデルおよび結果の図示ツールWmap3の改良

大規模モデルでも動作がスムーズになりました。
結果の表示において細かな設定が可能になりました。
複数のスクリーンショットの一括保存や背景色を白色にすることができるようになりました。

メッシュジェネレータMESH5.1 → MESH5.2になりました。

(MESH5のライセンスキーはそのまま使えます。)
節点と要素を同時に作成するコマンド「AA」がさらに増えました。
  四角形コイルや円板、螺旋形状などがが一つのコマンドで作成できます。
パラメータに演算式が使用できるようになりました。
  演算式は丸括弧で囲みます。例:AN XYZ (_COS(TH)*A) (_SIN(TH)*B) 0
その他、機能の拡充や整理を図りました。
  節点、要素の選択コマンド(SN …、SE …)の整理、鏡像コピーなどの任意鏡像面対応など。

IEmeshのバージョンが 2.1 → 2.2になりました。

(MESH5.2に合わせ、IEmeshもバージョンアップしました。)
MESH5.2の新コマンドに対応、モデル表示に最新のWmap3を利用しています。
操作性の向上、動作の安定性を図りました。
  ショートカットキーによる節点番号の表示/非表示などが可能になりました。
  選択対象の要素や節点がスクリプト入力中にビュー画面上で強調されます。
  Shift+Enterで作成中のモデルがリアルタイムで更新されます。

着磁解析用のツール一式を添付しました。

(MAGNE2.EXEとVEC1C2.EXEを添付)
モデル化された着磁器のMAGIC計算結果から磁石のみを取り出す機能(MAGNE2.EXE)
取り出した磁石を磁気回路に組み込む作業はIEmesh、MaiEditor2などを使用
磁気回路に組み込んだ磁石データの補正をする機能(VEC1C2.EXE)

 -- ELFシリーズ4.10 --  2013年11月

[ソルバーの更新]

TAB区切りの入力ファイルに対応しました。

maiファイルやmegファイル内のTAB区切りデータに対応しました。
表計算ソフトなどで編集、作成したmaiファイルなどにTAB区切りが含まれていても計算が可能になりました。

[ツール類の更新]

描画ツールWmapを刷新しました。

Wmap2 を全面的に刷新し、Wmap3 としました。おもな改良点は以下の通りです。
  ・結果の表示がより洗練されました。
  ・要素単位での表示/非表示などの設定が画面上の操作で簡単にできます。
  ・計算結果の数値や節点の座標データなどを画面上で確認できます。
  ・結果の数値をデータファイルに出力することができます。

メッシュジェネレータMESH5→MESH5.1になりました。

  ・節点と要素を同時に作成するコマンド「AA」が大幅に増強されました。
   球体表面や円筒などの形状が一つのコマンドで作成されます。
  ・節点番号や要素番号などの参照がより一層容易になりました。

IEmesh のバージョンが2.10になりました。

   (MESH5.1に合わせ、IEmeshも2.00→2.10になりました。)
  ・MESH5.1 用の新コマンドに対応、モデル表示にWmap3の機能を利用しています。
  ・操作性の向上、動作の安定性を図りました。

その他

  ・MagFilter2 を修正し、2Gを超えるサイズのmagファイルに対応しました。
  ・チュートリアル類を改訂し、整備しました。
   (各モデルを作成するためのスクリプトファイルも添付しました。)

 -- ELFシリーズ4.00 --  2013年3月

[ソルバーの更新]

磁性体、導体および誘電体要素の改良をしました。

磁性体要素、磁性導体要素、導体要素および誘電体要素の改良をし、
細長い形状の要素や薄い形状の要素でも安定して解けるようになりました。
マトリックスの組み立て速度が速くなりました。

最大並列化数を拡大しました。

現在のご契約のままで、最大並列化数を拡大しました。
現在のご契約:6並列 → 8並列
現在のご契約:12並列 → 16並列

[ツール類の更新]

メッシュジェネレータを刷新しました。

MESH4 を全面的に刷新し、MESH5 としました。おもな改良点は以下の通りです。
  ・コマンドを見直し、新コマンドは機能ごとにグループ化されています。
  ・線分や円などの補助図形が作成でき、補助図形を利用して節点が作成できます。
  ・簡単な形状の要素なら1つのコマンドだけで作成できます。
  ・配列変数の導入や、CASE文なども追加されています。

MESH 用インターフェイス IEmesh を刷新しました。

  ・MESH 用インターフェイス IEmesh のバージョンが1.40→2.00になりました。
   (MESH5に合わせ、IEmeshも全面的にリニューアルしました。)
  ・コマンドフィルター機能によりコマンド入力作業を強力にサポートします。
  ・IEmesh専用のViewerも補助図形描画に対応するなど進化しています。

 -- ELFシリーズ3.80 --  2012年2月

[ソルバーの更新]

最新CPUへ対応しました。

コンパイラをバージョンアップし最新CPUへ対応しました。
最新CPUに対応し、第二世代のCore iシリーズ(Sandy Bridge)をフルに活かせます。

形状要素を追加しました。

計算に影響を与えない形状のみを表す要素、M..、E.. を追加しました。

三角柱磁石要素を追加しました。

三次元解析用の三角柱磁石要素、MWL6T を追加しました。

空間磁場計算要素を追加しました。

要素中心での空間磁場を計算するための要素、MJH8T、MJH6T を追加しました。

[ツール類の更新]

メッシュジェネレータを MESH3 から MESH4 へ刷新しました。

MESH3 をさらに改良し、MESH4 としました。おもな改良点は以下の通りです。
  ・条件分岐、ループ、ジャンプなどの制御機能
  ・幾何学的な機能を強化(新コマンドCA,CW,CV,GHなど)
  ・節点番号、要素番号の自動付与機能
  ・作成済み節点、要素番号の参照機能

MESH4 用のインターフェイス IEmesh のバージョンが1.20 → 1.40になり、より使い易くなりました。

Viewerの画面から節点番号や要素番号をスクリプトの中に取り込めます。
また、節点間の距離や変位を調べることも出来ます。
ステップ実行機能によりスクリプトのデバッグ作業が簡単に行えます。

ELF/Bench の機能も強化されました。

計算後の操作で、結果の抽出を行うとき、詳細な設定ができるようになりました。
入力フォームのデザインや入力方法を一部変更して設定がわかり易くなりました。

 -- ELFシリーズ3.70 --  2010年10月

[ソルバーの更新]

最大並列化数のデフォルト値を 6 としました。

最大節点番号、最大要素番号を 999,999 に拡張しました。

磁石の BH 曲線を第3象限から入力できるようにしました。

LINK 行において節点番号の指定が不要になりました。

コイルのスター結線が取り扱えるようになりました。

新しく軸対称磁石要素 MWV4R, MWV3R を追加しました。

[ツール類の更新]

メッシュジェネレータを MESH2 から MESH3 へ刷新しました。

MESH3 用のインターフェイス IEmesh をツールに加えました。

ELF/Bench がバッチ処理に対応しました。

-- ELFシリーズ3.60 --  2009年10月

[製品構成が大きく変わりました。]

配布メディア(CD-R)には32bit版および64bit版ソルバーの両方が含まれており、プロテクトキーは32bit版と64bit版とで共通になりました。

プロテクトキーの変更

プロテクトキーとしてHASPキーを採用しました。ELFシリーズ3.60の各ソルバーは新しいプロテクトキーに記されたライセンス情報に基づいて動作します。従来のキーではご利用頂けません。 また、ELFシリーズ3.60より古いソルバーを新しいキーでお使い頂くこともできません。

クアッドコアPCへの対応

並列化数(1つの計算で利用可能な最大コア数)のデフォルト値を4とし、クアッドコアPCの性能をフルに活かせるようにしました。

従来の Windows 32bit版のユーザ様には Windows 4並列版を、 Windows 64bit版のユーザ様には Windows 8並列版を、 新しいプロテクトキーと共にお送りいたします。

-- ELFシリーズ3.50 --  2008年6月

[動作保証対象OSの変更]

Windows 32bit版の動作保証対象OSから、Microsoft Windows 2000を外しました。
このため、Microsoft Windows XPおよびMicrosoft Windows Vistaが動作保証OSになります。

ELF/BEAMが扱う入出力ファイルの書式を変更しました。

ELFシリーズ3.10より書式変更したELF/MAGIC、ELFINに引き続き、ELF/BEAMの今後の機能拡張を考慮した書式変更を行いました。入力ファイルmeg、maiファイルの基本構造はELF/MAGICやELFINに準じます。
尚、今回の書式変更に伴い、ELFシリーズのファイルバージョンは、ELF/MAGIC、ELFIN、ELF/BEAM共に3.50に変わります。

ELF/Benchシステムの改編

今後の機能拡張を考慮して、ELF/Benchの外観および構造を一新しました。また、ファイルアイコンも変更しました。

-- ELFシリーズ3.40 --  2007年11月

計算対象要素の追加

以下の計算機能で使用可能な要素の種類に、三角柱および三角形要素を追加しました(MCL6T、MCL3K、MCL3R)。
  ・コイルに働く力の計算。
  ・コイルの鎖交磁束の計算。
  ・誘導電流の計算。
  ・複素線形計算。

複素線形計算での機能の追加

複素線形計算モデルで、以下の計算を行うことが可能になりました。
  ・磁化率の異方性を考慮した計算。
  ・積層方向にもわずかに磁化する積層板の特性を考慮した計算。

-- ELFシリーズ3.30 --  2007年6月

Windows Vistaに正式対応しました。

渦電流解析用導体要素について、3次元および軸対称解析要素に、三角柱および三角形要素を追加しました。

2次元解析要素の導体要素を作成したことにより、2次元解析モデルでも渦電流解析が可能になりました。

アルゴリズムを改良し、三角形・三角柱要素や、形状にひずみのある要素が混在するモデルでも、解析精度が向上しました。

個々の要素にジュール熱を分配するアルゴリズムを改良しました。導電率の異なる材料が接続する解析モデルについて、より精度良く解けるようになります。

磁気シールドなどで磁化率の異方性を考慮した計算が可能になりました。

積層方向にもわずかに磁化する積層板の入力方法を変更し、基本となる磁気特性と積層方向ベクトル、および積層板の占積率を入力することで、計算が出来るようにしました。

-- ELFシリーズ3.20 --  2006年10月

複素線形計算機能の追加(ELF/MAGIC)

磁気モーメントや電流密度など解析対象となる全ての物理量が、時間的に正弦波状に変化すると仮定します。
これらを複素数で表し、時間微分∂/∂t を jωで置換して複素数を使った方程式を解き、磁気モーメントや電流密度を計算します。

この機能を利用すると、センサーやICタグなどの周波数応答解析(適用周波数帯:数Hz~数MHz)がより簡単になります。 また、線形解析で過渡応答の解析が必要ではない場合、解析時間の大幅な短縮が可能です。
複素透磁率の入力により、短時間でインダクタンスが計算できます。また、導体や磁性体の渦電流も同時に考慮できます。

ベクトルポテンシャル計算機能の追加(ELF/MAGIC)

空間節点位置のベクトルポテンシャルを計算する機能を追加しました。
磁束線描画要素を作成した上でベクトルポテンシャルを計算すると、2次元解析要素については磁束線を、 軸対称解析要素については擬似的な磁束線図を描画することが可能です。

計算過程の省略機能の追加(ELF/MAGIC、ELFIN)

同じ解析モデルで再計算を行う際に、計算済みの過程の省略を指定する機能を追加しました。
空間磁場・電場や応力の評価面のみを変えて計算するときや、計算済みのステップの続きから計算を行うときに利用が可能です。

-- ELFシリーズ3.10 --  2006年4月

ELFシリーズ3.10より、入出力ファイルの書式が変わりました。

解析モデル

軸対称解析モデル、3次元解析モデルに加え2次元解析モデルに対応しました。

要素形状

点、線分、4角形、3角形、6面体、3角柱形状に加え、多面体要素を追加しました。

新書式では、多面体要素(n多角形、n面体)であるポリ要素が加わりました。
これは、表面細分割要素(六面体)の拡張とも言えます。ひとつのポリ要素は、"ピース"と呼ばれる要素群で構成されます。ポリ要素を利用することによって、曲面形状のモデルを作成するとき、要素数を極端に増やさずに解析することが可能となります。

多面体要素の追加

磁気モーメント法と表面磁荷法の長所を併せ持つ多面体要素の開発 [#u8af63b5]
Invention of Polyhedron Element in 3D Magnetic Field Analysis
資料名:電気学会静止器研究会資料 巻:SA-05 号:1-19 ページ:25-28
発行年:2005年

運動または連続計算の拡張

新書式では物体の強制運動解析において、より柔軟に軸を設定することが可能となりました。軸の方向ベクトルはX,Y,Zの3軸方向ですが、軸の位置は自由に定義できます。また、2軸以上の回転にも対応できるため、複雑な運動の解析も可能です。(旧書式ではZ軸の1軸固定。)

力の計算方法の拡張

解析方法を改良して、より計算精度が高くなりました。

コイルの設定(ELF/MAGIC)

電流(駆動)入力に加え、電圧(駆動)入力にも対応しました。

鎖交磁束解析の拡張(ELF/MAGIC)

空心コイルに加え、磁性体、磁石、導体を含むモデルについても、 鎖交磁束面を必要としない解析が可能となりました。

誘導電流の計算(ELF/MAGIC)

鎖交磁束解析と同じく、計算対象の電流要素を直接指定して、高精度に計算を行います。

電位の設定(ELFIN)

ステップ別に異なる電位の指定が可能になりました。

-- ELFシリーズ2.40 --  2005年5月

-- ELFシリーズ2.30 --  2004年10月

-- ELFシリーズ2.20 --  2004年4月

非線形の収束方法が新しくなり、収束が安定しました。

-- ELFシリーズ2.10 --  2003年10月

-- ELFシリーズ2.03 --  2003年4月

渦電流の解法が新しくなり、大幅に精度が向上しました。

ELF/MAGICにおける3次元渦電流解析法の改良
Improvements of ELF/MAGIC for 3D Eddy Current Analysis
資料名:電気学会静止器研究会資料 巻:SA-05 号:1-19 ページ:29-34
発行年:2005年

-- ELFシリーズ2.02 --  2002年8月

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